
こんにちは!
配信者向けに情報発信をしている
「からあげ太郎」です!
今回は、高画質なゲーム配信を実現するための「2PC配信のやり方」を解説します。
2PC配信を導入することで、以下のような悩みが解決します。
- ✔ゲームが重すぎて配信するとカクついてしまう
- ✔画質設定を下げれば配信できるけど、画面が汚い
「2PC配信」と聞くと専門用語のようで難しそうに感じる人もいると思いますが、要するに「PCを2台使って配信しますよ~」というだけのことです。
👇 2PC配信のイメージ

- 🎮 グラフィックが重いゲームや、VTuberの方にオススメ
- ✅ 2PC配信のメリット
- ⚠ 2PC配信のデメリット(覚悟が必要)
- 🚧 2PC構築でぶつかる「2つの壁」と解決策
- 🤔 配線の前に…各PCの役割とOBSについて
- 🛠️ 2PC配信に必要なもの(必須機材)
- 🔌 配線接続方法
- ⚙️ 2PC OBS設定方法
- 🎯 さいごに
🎮 グラフィックが重いゲームや、VTuberの方にオススメ
VTuberとして活動している方だと、「ゲーム」と「VTuberStudio」を同時に起動して、かつ「OBS」など配信に必要なソフトを使うと、まともに配信できる状態じゃない…なんてこともありますよね。
画質を上げると配信が不安定、配信の安定を重視すると画質が悪い…。
2PCであれば、そんなジレンマから脱することが可能です。
✅ 2PC配信のメリット
「画質が良くなる」というのは有名な話ですが、実際にやってみて感じるメリットはそれだけではありません。
実は、大切なメインPCを守るという意味でも、2PC配信は非常に有効です。
① PCの寿命が伸びる(負荷の分散)
ここ、意外と見落としがちですが一番重要かもしれません。
最近のハイスペックPCは30万〜40万円以上しますよね。
ハイスペックなPCであれば、1台で高画質配信すること自体は可能です。
しかし、いくら性能が良いからといって、重いゲームをしながら高画質配信もして…とフル稼働させ続けると、PC内部は非常に高温な状態が続きます。
PCももちろん機械です。ある程度の熱には耐えられるとはいえ、限界に近い熱を持ち続けるとPCパーツにダメージが蓄積されていきます。
「30万円のPCが、熱ダメージのせいで1年で壊れる」
なんてことになったら目も当てられません。
2PCにすれば、メインPCは「ゲームだけ」に集中できるので、負荷が劇的に下がります。
結果としてPCパーツの劣化を防ぎ、大切な相棒(PC)を長く使うことができるんです。
② 画質と安定性の両立
1PC配信だと、どうしても激しい動きのシーンでブロックノイズが出たり、カクついたりしてしまいます。
そうならないために、スペックと相談して画質を下げざるを得ないという状況になります。
でも2PCなら「ゲーム用」と「配信用」を完全に分業できるので、ゲームも配信も最高画質で設定をできるようになります。
⚠ 2PC配信のデメリット(覚悟が必要)
いいことばかり言って「やってみたら大変だった!」とならないように、デメリットも正直にお伝えしておきます。
ここを許容できるかどうかが、導入の分かれ道です。
💦 リアルなデメリット
- ✖夏場は室温が急上昇(エアコン必須)
- ✖電気代が高くなる
- ✖配線で部屋が埋まる
- ✖2台同時に壊れた時の絶望感
① 夏場の室温上昇と電気代
PC2台をフル稼働させると、排熱で部屋の温度が上がります。
夏場は狭い部屋だと室温が30度を簡単に超えるため、エアコンを使わないと人間もPCも熱中症になります。
当然、エアコン代+PC2台分の電気代がかかるので、ランニングコストへの理解は必要です。
※逆にいうと、「冬場は暖房をつけなくても暖かい」というメリット(?)はあります。
② 部屋のスペースと配線問題
PC2台、モニター(場合によっては3枚以上)、キーボード×2、マウス×2…。
想像してください。これらを全てデスクに置くと、飲み物を置くスペースすらなくなります。
机の裏はケーブルで溢れかえり、掃除も大変になることは覚悟しておきましょう。
③ 同時故障のリスク
万が一、落雷などで過電流が走り、PC2台が同時に壊れた場合、被害額は数十万円になります。
雷サージ対応の電源タップを使うなど、対策は必須です。
🚧 2PC構築でぶつかる「2つの壁」と解決策
デメリットとは別に、2PC環境を作ろうとすると「物理的に困ること」が2つ発生します。
機材を揃える前に、ここをどう解決するか決めておきましょう。
壁①:キーボードとマウス、2個も置けない問題
PCを2台使うということは、当然「キーボードとマウスも2つずつ必要」になります。
「普段はゲーム側のPCしか触らないから大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、配信の開始・終了ボタンを押したり、シーンを切り替えたりするのは「配信側のPC」です。
そのたびに体をねじって別のキーボードを触るのは、現実的ではありません。
「ただでさえ狭い机に、キーボードを2個も置きたくない!」
そう思った方のために、USBスイッチャー(切替器)をおすすめします。
これがあれば、ボタンひとつで「いつものキーボードとマウス」を2台のPCで切り替えて使えます。


USB切替器を使うと、以下のように配線を1箇所にまとめることができます。

壁②:ゲーム音と配信PCの通知音、両方聞きたい問題
続いて音声の問題です。
「ゲーム音だけ聞こえればいい」という場合なら、いつも通りゲーム用PCにヘッドホンを繋げばOKです。
ですが、「配信PCで鳴る通知音(サブスクや投げ銭の音)も聞きたい」となると話が変わってきます。
そこで使うのが「分配ケーブル」です。
これを使えば、イヤホン1つで「配信用PC」と「ゲーミングPC」両方の音を聞くことができます。

⚠ ノイズに注意!
分配ケーブルでPC2台を繋ぐと、電気的なループができて「ブーン」という不快なノイズが発生します。
これは故障ではなく、仕組み上どうしても起こる現象です。
対策として、以下の「ノイズ除去器」を分配ケーブルとPCの間に挟んでください。
これがあるだけで、ノイズが嘘のように消えます。

🤔 配線の前に…各PCの役割とOBSについて
まず大前提として、OBS Studioは「2台のPC両方」にインストールする必要があります。
機材を繋ぐ前に、どっちのPCが何をするのかを整理しておきましょう。
ここを理解していないと、後の配線と設定で確実に混乱します。
- ✔ゲーム用PC
その名の通り、ゲームをプレイするメインのPCです。
こっちのOBSは「配信」するためではなく、「きれいな画質でゲーム画面をキャプチャーボード(配信用PC)に送る」ためだけに使います。
- ✔配信用PC
送られてきた映像を受け取って、YoutubeやTwitchに流すためのPCです。
画面の演出(コメント欄や通知、BGMなど)を作り込んで、実際に「配信開始ボタン」を押すのは、こっちのPCです。
🛠️ 2PC配信に必要なもの(必須機材)
仕組みがわかったところで、メインの機材を揃えていきましょう。
必須となるのは以下の3点です。
📦 必須機材リスト
- ✔PC×2台(ゲーム用・配信用)
- ✔キャプチャーボード
- ✔各種映像ケーブル類
1. PC2台(ゲーム用・配信用)
ゲーム用にはハイスペックのPCを使い、配信用のPCは過去に使っていたPCなど余っているもので十分稼働します。
もし新しく買うとしても、配信用であれば10万円前後のエントリーモデルで十分です。
これから2台目を用意するなら、デスクトップより「ゲーミングノートPC」をおすすめします。
デスクトップPCを2台置くと、モニターも倍の数が必要になり、机がめちゃくちゃ狭くなります。
でもノートPCなら画面がついているのでモニター不要になるので、かなり楽です。

ノートPCであれば配信しない時はベッドで寝転びながら動画編集したり、リビングでYouTubeを見たりと場所を選ばず使えるので普段からPCを使う機会が多い人に特におすすめです。
また、デスクトップ(自作やBTO)に比べて、大手メーカーのノートPCは耐久テストをクリアした「完成品」なので、故障トラブルが非常に少ないのも大きなメリットです。
万が一メインPCが壊れた時の保険としても優秀ですよ。

2. キャプチャーボード
ゲーム画面を配信用PCに取り込むために必須の機材です。
安いものもありますが、「音ズレ」「ノイズ」「画面フリーズ」などのトラブルを避けるため、基本的には2万円前後の定番メーカー製を使うことをおすすめします。
どれを選べばいいかわからない場合は、以下のモデルを買っておけば間違いありません。

キャプチャーボードについては、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
Switch 2用として紹介していますが、PCでも使えますし、120FPS対応で画質が安定しているモデルを厳選しているので参考にしてみてください。
Switch 2・PC配信におすすめのキャプチャーボード4選
「どれを買えばいいかわからない…」という方は、こちらの記事を参考にしてください。120FPS対応・高画質・安定性の高いモデルを厳選して紹介しています。
3. 各種ケーブル類(意外と忘れがち)
PCやモニターを繋ぐためのケーブルです。
「PCに付いてきたやつでいいや」と思っていると、性能が出なかったり、本数が足りなくて買いに走ることになります。
- ✔DisplayPortケーブル(1本)
ゲームPCとメインモニターの接続用。144Hzや240Hzの高リフレッシュレートを出すために推奨です。 - ✔HDMIケーブル(2〜3本)
1本は「ゲームPC → キャプチャーボード」への接続に必須です。
残りは「配信用PC → 配信用モニター」や予備として使います。(配信用がノートPCなら不要な場合もあります)
特にHDMIケーブルは、「古いケーブルだと120Hzが出ない」という落とし穴があります。
せっかくの2PC配信なので、ケーブルもハイスペックなものを用意しておきましょう。

🔌 配線接続方法
配線を図で書くと以下のようになります。
キャプチャーボードを使ってSwitch等のゲーム配信をしたことある人であれば、右側をSwitchに置き換えて考えるだけなのでわかりやすいと思います。

⚠ 注意点
- ✔ゲームPCからキャプチャーボードのINにHDMIで接続する
- ✔マイクは配信用PCに繋げる
- ✔音が出ないときはPCを再起動してみる
⚙️ 2PC OBS設定方法
ゲームPC側の設定
ゲーム用のPCでOBSを起動します。
「設定」をクリックし、『音声』タブの「モニタリングデバイス」にキャプチャーボードを設定します。

「音声ミキサー」の歯車ボタンから「オーディオの詳細プロパティ」を開き、ゲーム音声のソースを「モニターと出力」に変更します。

ゲーム画面を右クリックし、『全画面プロジェクター(プレビュー)』からキャプチャーボードを設定します。
※または、単純に「画面の複製」設定でキャプチャーボードに画面を送るだけでもOKです。
🎯 さいごに
今回は、2PC配信で高画質かつ安定した配信を実現する方法を紹介しました。
ゲーム用と配信用のPCを分けることで、画質と安定性を両立できます。
PCが余っている方はもちろん、これから用意する方も、ぜひ試してみてください!
少しでも配信のクオリティが上がれば嬉しいです。


