こんにちは!
Twitchで配信中の「からあげ太郎」です!
少し前、X(旧Twitter)である投稿が話題になりました。
登録者13万人のYouTubeチャンネルが消されました。
— 七天八十院アエギス🎼🪽デビュー&10万人感謝! (@AEGIS_shichiten) Example Date, 2025
今日で引退します。今まで応援ありがとうございました。
この投稿、あなたも見かけたかもしれません。ネットに流れる情報のスピードは本当に速くて、こういう大きな出来事もあっという間に「昨日のニュース」になってしまいます。
正直、最初は記事にしようとは思っていなかったんです。すごい話題になってるなぁくらいにしか思ってなかったんですが、流石にこの問題は「話題になっただけのニュース」にしてしまうのが惜しかったので記事にまとめました。
😡事件よりも衝撃だった「周囲の反応」
なぜ記事にしようと思ったかという話なんですが、投稿主のポストの返信欄を見て衝撃を受けたから――。
現在は削除されているようですが、このポストが投稿された初日には、
- 🗣️「楽して稼ごうとした結果」
- 🗣️「リアルで働けってことだな」
- 🗣️「稼げなくなった?ちゃんと汗水垂らして働けよ」
これが”一般ユーザーからの辛辣な声”として複数投稿されていました。
もちろん、応援や擁護の声も多数ありましたが!
「配信者がBANされた」という出来事に対し、まるでそれが“悪いことをした人への当然の報い”かのように、嘲笑と自己責任論が飛び交っていたんですけど…いや普通じゃないですよ、どう考えても。
🤔「楽して稼げない」 「自己責任」という声は、あまりにも想像力がない
俺自身、普段はTwitchで活動してる一人です。その実体験として一言…。
配信者、ネットクリエイターって、全然楽な仕事じゃないですからね?
たとえば、俺が主に活動しているTwitchでは、毎日何百人という人が新しく配信を始めています。だけど、視聴者ゼロで誰にも見られずに消えていく人のほうが圧倒的に多い。
「視聴者数3人以下」の配信者が全体の96%を占めるという記事を書いたこともありますが、それくらい“見てもらえない”のが現実なんです。
【配信を伸ばさない手順書?】同接1桁の伸びない配信には共通点がある
全体の96%の配信が見向きもされてないことについては、こちらの記事で詳しく触れています。
たとえば、学校や仕事が終わってから、毎日3時間、4時間、あるいは6時間。それを365日繰り返しても、視聴者ゼロなんてことも普通にあるんです。
収益化までたどり着ける人なんてほんの一握り。それが今の配信業界の現実です。
俺自身も、コロナ禍の時期には、配信だけで月20万円以上を稼げていた時期がありました。でも、今では配信業界がインフレを起こして、時給30円レベルまで落ち込んでます。それくらい厳しいです。「実力がない?」そんな事を言ったら今の活動者の99%は消えます。そんな環境で自分がデキることをすべてひねり出して頑張ってる人に言っていい言葉じゃないんじゃないかなってね…。
たしかに、配信者という道を選んだのは本人です。だから、たとえアカウントがBANされても「自己責任だよね」という意見は一理あると思う。
でも、それは本人がそう思うべき話であって、外野がそれを免罪符にして叩いていい理由にはならない。
配信者の中には、見た目に派手な人、声が可愛い人、エロっぽい表現を取り入れる人もいます。でも、そうやって「目を引く工夫」をしないと見てもらえないのが現実なんです。YouTubeやTwitchのアルゴリズムに埋もれていくことが、どれだけ怖いか。
努力の形は、人それぞれです。なのに、それを何も知らない人が、「あいつは楽して稼いでただけ」「ざまあみろ」と切り捨てるのは、さすがに心がないんじゃないかなと、俺は思います。
⚖️問題の核心:BANという“死刑宣告”と、頑張る者を叩く風潮
今回の件で強く思ったのは、ネットプラットフォームの“アカウント削除”という処置の重さです。
これは単なる「SNSアカウントを失った」みたいな軽い話じゃありません。
たとえば、13万人の登録者がいるチャンネルって、それだけで“職場”だったり、“生活の基盤”になってる人も多い。活動に人生を賭けていた人にとって、アカウント削除は「仕事を一瞬で奪われた」というレベルのダメージなんです。
それを、YouTubeのような巨大プラットフォームが「ガイドライン違反でした」の一文だけで済ませてしまう。詳細な理由説明もなしに。
本人からすれば、突然こう言われるんです:
「今日から君の人生、ゼロからやり直してね」
しかも、異議申し立てのプロセスも不透明で、復旧の望みも薄い。これは本当におかしい。
配信者がプラットフォームを選ぶように、プラットフォーム側も配信者を選ぶ権利はある。だけど、「告知もなく」 「理由も不明確に」 「一方的にすべてを奪う」というのは、人としての尊厳を無視したシステムだと思うんです。
少なくとも、人ひとりの人生を左右するような決定を下すなら、その理由やプロセスを明らかにすべきじゃないですか?
そして、今回の件をきっかけに、あらためて感じたのは、ネットで頑張ってる人をバカにする風潮です。
- ❌「顔出ししてないからダメ」
- ❌「リアルの仕事してないから終わってる」
- ❌「Vは中身がない」「声だけで稼ごうとか甘い」
そんな言葉を目にするたびに、俺は悲しくなります。
どの世界でも、努力の仕方は違うけど、必死にやってる人ってたくさんいます。結果が出ていなくても、続けてるだけで立派だと俺は思う。
自分に関係ない分野で頑張ってる人に対して、「知らない=叩いていい」と考えるネットの空気。マジで嫌いだわ。
じゃあ、どうやって僕らはこの理不尽な空気から心を守ればいいのか?
俺自身、色々試した中で一番効果があったのが「考え方」を変えることでした。特に、この一冊はマジで活動者としてのお守りになったので、紹介させてください。

「なぜ他人の評価が気になるのか」「どうすれば理不尽な批判に傷つかずに済むのか」。俺自身、心が折れそうな時にこの本に救われました。クリエイターとして活動する全ての人に読んでほしい、心を強くする一冊です。