こんにちは!
Twitchで配信中の「からあげ太郎」です!
最近、話題のTikTokライブ。
「すごく稼げるらしい…」 「配信者がどんどん移行している…」
そんな話を聞き、普段Twitchで配信してる私が試してみました…。
なんと、同接があっさりと“200人”を超えました。
普段Twitchで配信してる時はどれだけけコメントが多いときでも1時間に200ほどなので、初めて見るコメントの滝は圧巻でした…。ちょっと感動しましたね。
※本当は200人を超えた瞬間のスクリーンショットをお見せしたかったのですが…PCが故障した際にデータが消えてしまいました。
すごい数字に見えますよね。しかし、これはTikTokはすごい!という成功体験の話ではありません。
むしろ、これからTikTokで配信を始める人にこそ知ってほしい、“罠”だと感じました。
📊これまでの配信データ
まず、事実を整理するために、私のTikTokライブ全12回の生データをご覧ください。
オレンジ色の「ポケポケ」配信(5〜7回目)で、異常な数字が記録されています。
🤔一体、何が起きたのか?
「ポケポケ」配信で、3回連続で同接100人超え。
これだけ聞けば「大成功だ!」と感じるかもしれません。
しかし、データ全体を見ると、2つの不可解な事実に気づきます。
この最大の謎にこそ、TikTokライブの本質が隠されていました。
🧠考察:現象の裏側で動いていたもの
この奇妙な現象について、私は4つの仮説を立てました。
新しい配信者には「お試しブースト」が与えられ、テスト的に視聴者が流されます。
「じゃあAPEXとかでも来たはずでは?」と思うかもしれません。
実際にブースト効果はあり、ブースト時はAPEX配信の累計視聴者700人に対し、ブーストが切れた後の同タイトル配信はたった14人。
ブーストはあったが、コンテンツパワーが弱く、同接には繋がらなかったのです。
これは推測ですが、TikTokでは最近過度に「AIによる無差別シャドウバン」が起きているという話があります。
事実、他の配信者さんの枠でコメントをしても、それが表示されない状態に私のアカウントはなっています。
📝TikTokライブで私の身に何が起きていたのか
これらの仮説を組み合わせると、一連の流れが次のように見えてきます。
まず、新規アカウントに与えられる「お試しブースト期間」がスタート。
しかし、初動で配信したタイトル(フォートナイト、APEX)のタイトルパワーが弱すぎて、配信自体はおすすめされてても同接が増えない状態でした。
次に、「コンテンツパワーが強い」ポケポケに切り替えたことで、AIが私を「有望株」と判断。
「オーディション」が開始され、テストのために爆発的なトラフィックが送り込まれました。
しかし、3回にわたるテスト配信でAIが定めたエンゲージメント基準を満たせず、オーディションに不合格。
恐らく、視聴者のフォロー率や一人当たりの滞留時間が基準以下だったのが原因と考えられます。
その不合格と同時にお試しブースト期間も終了した。
最終的に、オーディション不合格のペナルティとしてアカウント全体の評価が下がり、配信をおすすめする価値無しと「シャドウバン」に近い状態に陥ってしまった、というのが今回の顛末ではないかと考えます。
まあ、要するに君の配信意外と不評みたいだしおすすめするの辞めるね~ってAIに判断されただけですね(笑)
💡TikTokライブとはどういう場所なのか
この一連の体験と考察から、私なりに見えてきたTikTokライブというプラットフォームの本質をまとめます。
それは、厳しい側面と、大きな可能性の両方を秘めた場所だということです。
AIの評価基準にうまくハマれば、無名でも一夜にして多くの視聴者を獲得できる可能性があります。これは他のプラットフォームにはない、TikTokならではの大きな魅力です。
しかし、その波に乗れなかった場合、あるいは一度乗っても振り落とされた場合、見向きもされなくなるという厳しい現実があります。安定してファンを積み上げていくというよりは、常に結果が求められる、一発勝負の厳しい場所だと感じました。
TikTokは誰でも簡単に数字を稼げる、と思われがちですが、それは大きな間違いです。新規配信者に与えられる「お試しブースト期間」という最初のチャンスで、いかに視聴者を惹きつけ、ファンになってもらうかに全てがかかっていると感じました。
このボーナスタイムに本気で勝ちに行き、視聴者を定着させられなければ、ブーストが終わった後には誰もいない荒野が待っているだけ。「ちょっと試してみよう」という片手間の感覚で成功できるほど、甘い世界ではありません。
私のアカウントみたいに死にアカができるだけですね(笑)
🎁【おまけ】TikTokを配信して気づいたリアルな実態
💔ファンが圧倒的につきにくい
同接がかなりいても、まったくフォローされません。
滝のようにコメントが流れていた「ポケポケ」配信が3回もあったのに、その間に増えたフォロワーはたったの2人でした。
コメントをかなりやりとりをしてもフォローには結びつかず、仮にフォローしてくれても、2回目以降の配信に来てくれることはほとんどありませんでした。
🏃視聴者の高速離脱
配信を一瞬で閉じてしまう人があまりにも多いため、何かを伝えるのが非常に難しいです。TikTokは配信が開かれると視聴者の名前が見えるのですが、配信を開いても一瞬でいなくなる人がほとんど。
「〇〇さん、いらっしゃい!」と声をかけたときには、もうその場にいないのです。
⌛1時間以上の配信は価値がないかもしれない
何度か配信して感じたのは、TikTokは配信開始から30分〜1時間後くらいまで、配信自体をおすすめに載せてくれる機能があるようだ、ということです。しかし、その効果は配信開始から約1時間で終わり、1時間を過ぎるとパタリと新しい視聴者が来なくなる傾向にあります。
新規の視聴者を増やしたいのであれば、長時間の配信はあまり意味がないのかもしれません。
この記事が、TikTokライブの数字に一喜一憂している配信者さんや、これから始めようとしている方にとって、一つの冷静な判断材料になれば幸いです。