社会不適合者の生き方について考える

23歳IT企業に勤める3年目社員。自身のことを社会不適合者だと思って生きてきたが、発達障害だということが発覚。社会不適合者が生きていくための方法などを考えていく。

聴覚過敏は生きるのがしんどい

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「人が話している声を聞いているのが不快だ」

 

「電子機器の稼働音やノイズを聞いていると頭が痛くなる」

 

「電車の踏切など特定の音を聞くと気分が悪くなる」

 

「人が多い空間で会話していると、周りの話し声と目の前の人の声が判別できずに話が理解できない」

 

こんなふうに感じたことがある人はいないだろうか。

もし該当するものがいくつかあるならば、【聴覚過敏】かもしれない。

 

今回は、タイトル通り聴覚過敏の症状を持つ人は生きるのがしんどいということを書いていこうと思う。

 

 

 

 

聴覚過敏とは

 

簡単に説明すると、

普通の人であれば何も感じないような何気ない音でも

大きな音に感じたり、苦痛に感じてしまうという症状。

 

聴覚過敏は脳や耳の機能障害による影響、

発達障害ASDADHD)と併用して起きる場合もある。

 

世間の認知度は高くはない。

聴覚過敏の症状に悩まされる当人ですら気がつかないという場合もあるようだ。

実際に私も存在を知らなかったし、考えもしなかった。

 

なぜ本人ですら自覚がない場合があるのかというと、

うるさい耳障りな世界しか知らないためそれが常識だと認識してしまうからだ。

常識だと思っていたら「これは異常だ!」なんて考えるはずもない。

 

認知度が低いというのは、症状を持つ人に追い討ちをかける要因だ。

「我慢が足りないだけだ」「そのうち慣れる」「わがまま言うな」など偏見を持たれることが多い。

どうしても理解を得ることができず、わがままな人間というようなイメージをもたれてしまいがちだ。

 

私自身、職場で症状を説明した際には「隣の部屋のテレビの音がうるさい」

というような騒音トラブルの類いと同列で話をされ理解を得られなかった。

常々、聴覚過敏という症状が世間に広まってほしいと思う。

 

 

 

 

症状と悩み

どのように音が苦手で何に困っているのかというのは人によって違う。

よく耳にする悩みとしては以下のようなものがある。

 

・電化製品の音が鼓膜を突き破るようにうるさい

・周囲の音を全て等しく拾ってしまい相手の言葉をうまく聞き取れない

・人の話し声が脳に響き渡るようで不快

・秒針の音など些細な音でも大きく感じられる

・緊急車両や踏切など特定の音が苦手

 

私自身、常日頃から様々な音に苦しめられている。

私の場合、特定の音が苦手というわけではない。

すべての音にたいして敏感に反応してしまう。

 

世界では普通に生活しているだけで様々な音がなる、

そのすべての音が無意味になっている不協和音と感じてしまい。

ただ、外で散歩しているだけでも疲れてしまう。

 

自分でいうのも何だが、かなり重症だと思うことが一つ。

人の声が不快で仕方ない。

周囲で会話をしていたり、ため息をついたりと

ただそれだけのことなのに、苦痛でどうしても耐えることができない。

これを誰かに説明しても全く理解してもらえないのが本当に悲しい。

「仕事なんだから」その一言で片付けられてから

「仕事だから」と言う言葉が嫌いになった。

 

症状を持っている人はどんな世界にいるのか

頭の中で起こっていることなのでどの様に不快なのか説明するのは難しいが、

例えるのであれば「発泡スチロールが擦れる音」「黒板を爪で引っ掻くような音」が常に聞こえているような感じと説明すれば分かってもらえるだろうか。

 

私の場合は、他人の声を聞く=黒板を引っ掻く音だ。

この様に説明すれば少しは理解してもらえるだろう。

声を聴いているだけで疲れてしまい仕事どころではない。

 

 

人は生きているだけで様々な音を発する、

そのすべての音が、鳥肌が立つほどに耐えがたいノイズに感じられる。

自身の心臓の鼓動を聞くだけでも気分が悪くなる。

ヘッドホンやイヤホンを手放すことができない生活。

どれだけの人間が想像できるだろうか。

音楽を流さなくても生活できる人生はどれほど楽だろうか。

 

私のように周りから理解を得られず苦しんでいる人は多いはず。

今後、少しでも世間の認知が広まり生きやすくなってくれることを祈るばかりだ。

 

 

 

対策・ポイント

まずは、何より症状を持っていることを認識しなければいけない。

自覚がなければ対策もクソもない。

認識した後は、何が、どんな音が、苦手なのかを理解することが重要になる。

 

❶アイテムを活用する

イヤーマフや耳栓。ノイズキャンセリングイヤホンを使うだけでかなり苦痛が和らぐ。

私は、普段耳栓とノイズキャンセリングイヤホンを場面によって使い分けて生活している。

普段使用しているものをいくつか紹介するので参考にしてほしい。

 

・耳栓1

 

値段が安く遮音性も高い。

コスパ的に最強。

会話程度の音であればある程度防いでくれるため重宝している。

耳栓自体小さくつけていても目立たないというのもメリットに感じる。

仕事中に音楽を聴いていると思われたら溜まったものではない。

専用のケースも付属しておりなくす心配もない。

 

デメリットとしては、イヤーピスの付け替えをすることができないので耳の形によっては十分に機能しない可能性があるということくらいだろう。

 

 

・耳栓2

この耳栓は人の声は通して雑音だけをカットしてくれる優れものだ。

値段は張るが会議をする時には活躍してくれる。

声を聞く必要はあってもパソコンの音に耐えられない時に助かる。

 

デメリットとしては、値段が高い割に遮音性が低いことだろう。会議や授業中など特定のタイミングでしか使えないだろう。

もう一つ、形状がイヤホンに似ているため音楽を聴いていると勘違いされる可能性もある。

 

・ノイキャンイヤホン

ノイズキャンセリングイヤホン。

これはモードの切り替えができる。

3タイプあり、

・周囲の音が全て聞こえるモード

・声以外の雑音をカットするモード

ノイズキャンセリングモード

この3つのモードは音楽を流していても流していなくても使用できる。

値段が高いだけに性能が高く満足している。

 

デメリットは、Bluetoothイヤホンであるため充電式。充電が切れたらただ耳についているだけのゴミになるということだ。

 

 

イヤーマフ

イヤホンや耳栓をつけているのは苦痛だという人は

イヤーマフを使うといいだろう。

私は、汗ばむためあまり好まないが……。

 

 

❷ストレスを減らす

疲労やストレスが溜まっていると症状が出やすくなる。

私のように他人の声を聞くだけでストレスがたまるタイプの人は難しいかもしれないが、少しでもリラックスできる方法を見つけておいたほい雨がいいだろう。

 

 

 

❸周囲に理解してもらう

周囲に自身の症状を説明し、静かな場所に移動させてもらうなど配慮を求めることで学校や会社などではある程度快適に過ごせるようになるはずだ。

 

 

 

 

まとめ

アイテムを使用することで一時的な対策はできるとは言え、

根本的な解決をすることができない症状である。

 

周囲に理解してもらうのが一番重要になると言える。

 

理解者がいるのといないのとでかなりストレス度が変わってくる。

 

ただ、理解してもらうのは難しいだろう。

聴覚過敏の症状を持つ私でさえ、

聴覚過敏というものを知らなかった。

 

症状を持っている本人でさえわからない場合があるのに、健常者にとってはもっと理解できないはずだ。

 

どの様に伝え、理解者を得るかが課題になる。


もっと認知度が高まれば、こんなにも苦しむことはないだろうに残念でならない。